キャンプイン直前12球団戦力分析 ~北海道日本ハム~
プロ野球12球団戦力分析 ~ファイターズ篇~
北海道日本ハムファイターズ (2017年:5位)
主な入退団
退団
大谷翔平
大野奨太
増井
マーティン
武田久
白井コーチ
入団(ドラフト除く)
トンキン(元ツインズ)
マルティネス(元レンジャーズ)
ロドリゲス(元パドレス傘下)
アルシア(元ダイヤモンドバックス傘下)
實松(元ジャイアンツ)
鶴岡(元ホークス)
2017年総括
規定投球回到達者が有原のみという、先発陣の安定感が失われてしまった。昨年先発ローテを守った有原、高梨、加藤が今年は力を発揮できなかった。チームトップの成績を挙げた有原は規定投球回(投球回16年より上)でかつ10勝を達成したものの防御率は16年の2.94から17年は4.74と2点近く悪化し、攻略されてしまった。
野手では一年を通して期待通りの活躍をしたのは西川だけといっていい。陽岱鋼が抜けた穴を淺間や岡で埋めたいところだったが故障。近藤や中島も故障し、田中賢介や中田は不振。特に心配なのが中島で、16年に光ったファウル打ちが殆ど機能しなかった。以前は追い込まれてからカットで逃げることができていたが、17年はカット→カット→空振りで三振という泥沼のパターンの打席もあった。ルーキーとして充分な活躍をした石井一成に抜かれる可能性すら感じる。
近藤は途中で離脱したが、打率4割を達成した。チームの軸として期待せざるを得ない。そして松本剛が交流戦からブレイクし、大田泰示も開花した。今年に限った事ではないが若手を試せたのは良かったと思う。
2018年展望
ファイターズはその年々で浮き沈みが激しい。そして今年のファイターズは12球団中最も戦力ダウンが激しい。大谷がメジャーへ行き、大野と増井がFA。マーティンも退団。大野はリーグ外の移籍で数字もそこまでで、今オフ鶴岡と實松を獲得した。既存の清水と市川、そこにこの2人を追加しているためそこまで痛手ではない。しかしそれ以外は完全にダメージが大きい。大谷やマーティンは言わずもがな。増井も抜けたが守護神の座はメジャーで実績のあるトンキンが期待充分(与四球率の高さはやや不安)。
しかしファイターズはケガ人が復活してくれるだけで充分強く、毎年のように若手が台頭している。淺間や岡は短期ながら実績がある。近藤も今年はケガが治っている。17年の最後の最後に横尾が大器の片鱗を見せつけた。一年通して打席に立たせたらどれほどの大砲になってくれるのか楽しみだ。今年はフルシーズン一軍で考えてもいいと思う。個人的にはとにもかくにも清水にかかっていると思う。放出の穴をみんなで埋めていければ、強いファイターズでV奪還できる。
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