でぃーのブログ ~よろずのこと~

なんでもかんでも書くよ

2段モーション解禁!!!!

 

2006年からこれまで反則投球とされていた「2段モーション」が、2018年からセーフになることが分かった。日本のプロ野球は大リーグや国際大会に比べて判定基準が厳しすぎるとされていた。

 

2段モーションと言えば、2017年シーズンの菊池雄星投手。夏場に2試合続けて2段モーションによる反則投球の指摘を受けた。この件はそもそも、何故春季キャンプなどのシーズン前でなく夏場にして急に指摘をすることになったのかという他の問題もあるが、この指摘に対し抗議としての意見書の提出があった。

 

この2段モーションの解禁に対しファンは

「じゃあ今までのは何だったんだ」、「今更なんだ」という意見もあれば

「2段モーションの復活はアツい」、「また個性的なフォームが見られる」

といういう意見もあり、ネガティブな意見もあればポジティブな意見も出た。

 

私は全面的に賛成だ。

確かに、「じゃあ去年の菊池雄星のはなんだったんだ」という気持ちも充分分かる。菊池雄星を応援している人にとってはなおさらだろう。ちょっとしたフォーム改造で自分の投球を見失う投手だっていくらでもいるだろう。こんな若く実力もある素晴らしい選手がこんなことで力を失うのはあまりにも損失が大きすぎる。

しかし、判断基準をこれまでの方に置いてしまっては、いつまでも窮屈な日本独自ともいえるルールから変わらないままである。今シーズン中に第二の菊池雄星が出てしまう可能性もあったがそれがなくなった。そして菊池雄星自身も、あの指摘を受けたフォームで堂々と投げることができるのである。

個性のあるフォームが見られるということは、それだけフォームのバリエーションが増えることでもあり、選手の開花、めぐりめぐって日本野球界の発展にだって好影響を与えられる。今までのことは確かに残念だったが、それが昨シーズンまでで終わったのだから、まずはそれでいいじゃないかと思う。言うならば、解禁が悪なのではなく、禁止していたこれまでが悪だったのだから。

 

欲を言えば、「セットポジションに入ってからの静止」についても判定基準の緩和をしてほしい。記憶に新しいのはファイターズのマーティンがホークス戦で連続ボークを取られたあの場面。その後はボーク判定に当てつけかのように長時間静止する姿勢を見せた。この静止についても日本は海外に比べて厳しすぎる。海外ではもっと緩い基準なのだから、例えば日本の基準で盗塁のスタートを切った場合、直後に牽制球で刺されるということも起こりやすいだろう。日本の選手が国際大会で盗塁しづらくなることは容易に想像ができる。なんでもかんでも国際化すればよいというわけではないが、日本野球が世界と戦っていくためにも、国際化に対応することは必要ではないだろうか。